CBX復活日記続編
とりあえず、CBXは普通に動くようにはなった。オイルとフィルターも交換し、現在の中距離の移動はほとんどCBX。絶対速度の低い何気ないカーブや交差点でも楽しめるのがコイツの良いところ。動力性能は十分4輪をリードできる上に、4輪に合わせて走っても全くストレスが貯まらないから精神的にも実に健全だ。なにしろ燃費はカプチやNSRの倍だし(笑)
ただFブレーキのマスターシリンダーのブーツが破れ、びみょーにフルードが滲んだ形跡があるので、OHキットを急いで発注。NSRもそろそろあぶない。
屋内保管で紫外線の影響は少ないが、流石に20年を経過しているだけにゴム関係はやばい。CBXの燃料系とブレーキホースは以前に変えてるから大丈夫だが(といっても4年前)他にも気になるトコは実は結構ある。各部のシール類は勿論だが、最たるモノはキャブのダイヤフラム。パーツが出てくるかどうかも怪しいし、いざとなったら他のキャブ流用でVMに変える方法もあるが…
フロントのパッドもそろそろだったので交換。なんせローターからキャリパーとパッド一式は50や125と共通。だが車体が軽いとは言え250なので動力性能は125とは比べモノにならない。その分結構な力でブレーキングしているせいか、消耗はかなり速い。パッドはデイトナの赤から、たまたまお店にあったRKの50に。
マツシマのLEDバルブと一緒にプラグなども発注したが、とりあえずイリジウムとノーマルをよけいに買っておく。
RFVC用のプラグはちょっと突き出しがちょっと多い特殊形で手に入りにくい。通常プラグも使用できないことは無いが、トルク感がちょい低くなる。

で、ブレーキのマスターシリンダーをOH。2輪のホンダではマスターシリンダー、シール、ブーツ、スプリング、サークリップが一式になってます。
交換そのものは技術的な難易度は低いですが、サークリップがネックになるかも…。
用意したのは、OHキット、ブレーキフルード。フルードはDOT4ですがホームセンターで売ってたもの。バイクの場合はっきり言って殆ど残りますから、今回は安いの。
工具としてはサークリッププライヤと、医療用注射器、4MMの耐油ホース等。
注射器でマスターカップのフルードを抜き、分解開始。
案の定、マスターを止めているサークリップは手元のでは無理でした。途中でプライヤをムサシまで買いに行く羽目に。
分解して新品と並べると、流石にゴムは柔軟性が低く、バネも多少ヘタってました。
マスターーボディ側はスラッジが多少有るため、クリーニングしてマスターを組み直します。ここでもサークリップにちょっと手こずる。シリコングリースをゴムにうっすら塗ると組みやすいです。
組なおしてしまえばあとは、ブレーキのエア抜きと同じです。左手でブレーキを、右手でニップルを持ってバイクの場合、独りでも可能です。CBXは特に両方とも右にあるかららくちんです。
完全に抜けるまでは結構根気が要ります。一通り抜けたので、片づけし、周りを洗浄。こぼれたフルードは塗装を侵します。今回も錆び止めのエポキシが一瞬で白くなりましたガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン!!
最後に、ブレーキを握った状態にして終了。これはまだフルードに残った小さな泡が時間をかけて上ってくるからです。車では難しいですが。
しかし、今更ながら、NSRも一緒にやっちゃえばヨカッタな…orz
投稿者:kan
at 19 :20| バイク
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